「強み」は繋がりで捉える


滋賀県の行政書士・資金調達コンサルタントの野澤です。


補助金や融資などの他者に見せる事業計画書には「強み」の記載を求められます。

公庫(国金)の創業計画では「セールスポイント」として記載したりしますね。

特に補助金はここが書けていないと致命的です。。


ここで言う「強み」とは「他社との違い」や「他社に比べて優れているところ」で「お客さんに選ばれる理由」や「業績」に繋がっているものです。


…で、


そこには、その強みを生み出しているものがあります。


例えば、設備や立地などの「目に見えるもの」の他に、取組みや経営方針などの「目に見えないもの」も「強み」を生み出している基と言えることができるでしょう。


なので、それらの繋がりを、洗い出し、落とし込むことで、より説得力のある計画書となります。


例えば、ある小売業者は、


「〇〇をとおし、複数の仕入先とのコミュニケーションを頻繁に行っている(取組み)ため、優先的に情報を仕入れることができ(強み)、近隣他店ではなかなか置いていない△△を安価で提供できる(強み・選ばれる理由)。それ目当てのお客様は他に比べリピート率が高く売上に貢献している(業績)。」


というような一連の繋がりがあるほうが、

ただ

「△△を安価で提供できる」


と記載するより、説得力を増します。


…というか、こういう一連の流れを洗い出すことに事業計画書作成の本質的な意味があったりします(^_^;)


ここでいう最初の「〇〇」は勉強会への参加かもしれないし、その後の飲み会かもしれない。SNSでの頻繁なやりとりかもしれない。


ともかく、この「〇〇」が自社の強みを生み出していると仮定し、

・その取組みをどのように強化すると、もっと競合より優位になれるか?

・この仕入先との関係性と顧客ニーズを掛け合併せて、さらにどんなことが出来そうか?

・△△を求める顧客層との信頼関係自体を強みと捉えるなら、(客単価を上げるために)この層が他に喜ぶことはどんなことがあるか?


というようなことを考え、今後のプランに繋げていく。

その「繋がり」のため、「強み」の洗い出しを行うと、より良い計画になっていきます。



【繋がり】見えていますか??

のざわ行政書士事務所

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